観光でというレベルではなく、日常の散歩や目的地に向かう途中で出会った気になる建築物をご紹介します。
神奈川県
平塚市美術館
平塚市美術館は1990年竣工の鉄骨鉄筋コンクリート造の地下1階、地上2階の建物です。設計者は岐阜県美術館や掛川市立中央図書館、京都迎賓館の設計に携わった佐藤 義信氏です。
天井の半円形の形がとても気に入りました。
旧横浜ゴム平塚製造所記念館
八幡山の洋館という愛称があり、国登録有形文化財に指定されています。1906年か1907年に英国ノーベル社から派遣されたカーリとその補助であるウィルソンによって設計されたとされているとのことで詳しくはわかっていないようです。
元々は艦砲用の無煙火薬の製造を目的とした日本火薬製造株式会社の支配人執務室として建てられましたが、その後は横須賀水交社平塚集会所、横浜ゴム株式会社応接室・会議室を経て、平塚市に無償譲渡され、今に至ります。
京都府
京都国立博物館
1895年に片山東熊氏が旧・帝国京都博物館本館として設計され、現在重要文化財の指定を受けています。片山東熊氏はここ以外にも、奈良国立博物館や東京国立博物館表慶館、現・迎賓館などを設計したことでも知られているようです。
本館は明治古都館と呼ばれ、17世紀フランスのバロック様式を取り入れた赤煉瓦造りが特徴となっております。
京都駅
京都駅の駅舎は4代目で1997年に原 広司氏によって設計されました。原 広司氏はここ以外にも、梅田スカイビルや札幌ドームなどを設計したことでも知られています。
構造は京都市の特徴である条坊制(碁盤の目)の特徴が取り入れられており、私にはよく分かりませんが、京都の琳派の装飾性に富むデザイン感覚を感じさせるとのことのようです。